高卒で警察官になるためにやるべき!たった3つの習慣で採用試験に合格できる!
私が運営しているTwitterアカウントでは、私が警察官だったことを公表しています。
別に自慢するようなことでもないけど、隠す必要もありませんからね。
でも刑事はホントに楽しい仕事でしたね。
— 月収200万円を目指すwebライターkimiぽん (@25kimi1) 2018年11月27日
使命感に満ち溢れてましたよ。
まさに
「オレらがやらなきゃ誰がやる!」
でしたもんね。
こっちはこっちで詐欺道場でも開くっきゃないかな…
DMで採用試験対策や実際に警察官になってからの生活などについてのご質問をいただくことも多く、特に最近では
「現在、高校生なんですけど、警察官採用試験の合格を目指しています!」
という内容のものが増えています。
フムフム…嬉しい限りですね。
さて、そんな後輩たちが増えてきたので、今回は私が一肌ぬいで
「高卒で警察官になるためにやるべき!たった3つの習慣で採用試験に合格できる!」
をお送りします。
スポンサーリンク
高校生活は警察官を目指すための教養にあふれている!
現在高校生のみなさんは、日ごろ、どんな生活を送っていますか?
早朝から起きて、しっかり朝ごはんを食べて、徒歩や自転車で学校へと向かい、一日中勉強と体力づくりに努力して、夜はご飯をたべてしっかり休養し、明日への気力を充実させるために眠りにつく…
この反復こそ、まさに警察官を目指すうえでの「あるべき姿勢」です。
まず、規則正しい生活を送ることはとても大切です。
「何をくすぐったいことを!」と笑い飛ばしたくなるかもしれませんが、とてもハードな警察官としての生活を繰り返していると、自然と「頑張るときはしっかり頑張って、休むときはしっかり休む」という習慣が身についてきます。
どうせやるなら、今からやっておくに越したことはありません。
食事をしっかり摂ることも大切です。
警察官の仕事をしていると、事件対応に追われて「今日はなにも食べられなかった…」なんて日も珍しくありません。
私が駆け出し刑事のころは、朝の一発目から事件の現場にいって、すべての処理が終わって帰ってきたのが深夜だった…なんてこともありました。
まさに「今食べておかないと、いつ食べられるかわかんないぞ!」ってやつです。
- 低血圧で朝ごはんを食べる気が起きない
- やせたいので昼ご飯は抜きで…
- 夜は外食
こんな食生活を送っていると、とてもじゃないけど身がもたなくてガタがきてしまいます。
学校の勉強や体育・部活動なども、警察官になって役立つことが多くあります。
正直なところ、学校の勉強がそのまま役に立つわけではありません。
しかし「勉強して知識を習得する」という習慣は絶対に必要です。
この姿勢がまったくないという人は、残念ながら警察官に向いていないのかもしれません。
「えっ!自分は大丈夫かな…」と思った方。
あなたの得意な教科、好きな教科はなんですか?
- 歴史が好きで日本史は得意!
- ほかの勉強はダメだけど化学だけはピカイチ!
- ホントに得意な科目なんてないけど、百人一首ならスラスラいえるよ
ほら、それなら「勉強して知識を習得する」っていう基本はできていますよ。
ご安心ください。
身体を鍛えることも当然に大切。
毎日の通学、体育での基礎体力づくり、部活動での厳しい運動…
幼い少年・少女だった身体がちょうど大人の身体へと変化している高校時代に、健康で力強い身体を作ることで、大人になってからの基礎体力が身に付きます。
50m走が何秒だとか、握力が何kgだとかいうことを言っているのではありません。
身体が資本の警察官の仕事ですから、数字や点数で評価する体力よりも「健康で壊れない肉体」を持つことは警察官としての第一歩となるのです。
中学生くらいまではあいまいだった社会人としての礼儀も、高校生にもなればかなりみについているはずですよね。
ほら、高校生活って、警察官を目指すうえで必要なことがたくさん盛り込まれているじゃないですか。
だから、あなたが今日、明日、明後日と高校に通うことは、警察官を目指すうえでの重要なステップをしっかり踏みしめていることになるのです。
高卒で警察官になるためのチャンスは1年に2回
高卒の警察官採用試験は、都道府県の運用によって異なりますがおおむね2回のチャンスがあります。
まずは夏から秋にかけての試験。
そして、卒業が決まってからの補欠試験。
もちろん最大のチャンスは夏から秋にかけての試験です。
特に高卒の採用試験は、秋の段階では警察官志望で採用試験を受けていても、大学進学を併願している人が多いので、かなり余分に合格者を出しています。
一方の補欠試験は、秋の試験で合格したけど採用を辞退した人数や、年間を通じてもっと採用したほうがいいと急きょ判断された場合の増員です。
倍率は先の試験よりも厳しくなりますが、2度目の試験となれば余裕も生まれるでしょう。
スポンサーリンク
高卒で警察官になった場合の給料はどれくらい?
高卒で警察官になった場合の給料はどれくらいなのでしょうか?
引用:採用案内(警察官) | 採用情報 | 平成30年度警視庁採用サイト
こちらは警視庁の警察官採用に関する特設サイトに掲載されている初任給の情報です。
高卒の場合はⅢ類にあたるので、初任給は21万2700円。
ここから所得税の源泉徴収、共済保険の保険料などを差し引かれると、おおむね手取りは18万円程度になります。
驚くほど高くはありませんが、警察学校を卒業して警察署に配属されると最初は寮に入ることになるので、寮費を差し引いても十分に余りますね。
しかもこれは初任給ですから、実際に仕事をするようになって残業したり、結婚などで家族が増えれば手当も増えるので、20代で30万円近い給料がもらえるようになります。
もっと警察官の給料事情を知りたい方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
警察官採用試験に合格するための「たった3つの習慣」
高校生のあなたにアドバイスさせてもらいたい、警察官採用試験に合格するための習慣は次の3つです。
- 学校の授業内容をしっかり頭に入れること
- 体育や部活動を通じて基礎体力を鍛えること
- 目上の人に敬意を払うこと
え?
たったそれだけ?
なーんだ、バカバカしい…
と思うでしょうけど、実はこれだけで採用試験に合格する能力は十分に身に付きます。
学校の授業内容をしっかり頭に入れること
高卒警察官の採用試験における学科試験の出題範囲は、高校で習う科目の全範囲です。
もし、卒業試験で「1年生から3年生までのすべての科目、全範囲を出題する」なんて言われたら…
怒りますよね、きっと。
でも、それが学科試験なんです。
だから、問題集やテキストを買ってきて勉強しようとしても、すごくキツイと感じるはずです。
しかも、3年生の進路指導で「よし!警察官採用試験を受けるぞ!」と決めた人にとっては、まだ習っていもいない範囲の問題が載っている問題集を勉強することになります。
こんな膨大な量の勉強を少しでも楽にするには、学校の授業をしっかりと聞いて、課題にも真剣に取り組むのが一番です。
いま現役高校生のあなたはとても幸せです。
だって、高卒・大卒後に社会人になってから採用試験に向けた勉強をしている人たちはみんな
「高校生のときに学校の授業を真面目に聞いておけばよかった…」
と後悔しているのですからね。
もし、今から独学で学科試験の勉強をしようと考えている人がいれば、ぜひこちらの記事を読んでみてください。
独学で警察官採用試験に2回合格した私が使ってきた参考書を紹介しています。
体育や部活動を通じて基礎体力を鍛えること
採用試験には、二次試験で体力検査があります。
とはいっても、最低ラインの成績がとれればいいので、あまり難しくとらえてトレーニングなどをする必要はありません。
まだ高校生のあなたは、体育の授業や部活動をまじめに取り組んで、基礎体力を鍛えておけばそれだけでOKです。
もし、ちょっと自信がないという人がいれば、学校から帰って1時間くらいランニングと筋トレのために時間を使ってみましょう。
少しだけ好きなゲームをする時間をガマンすればいいだけです。
社会人になってから警察官を目指すと、仕事が忙しくてたった1日1時間のトレーニングをするヒマさえなくなりますよ。
目上の人に敬意を払うこと
これ、すごく大切なので本当に日ごろからの習慣にしてください。
警察官は、誰がなんと言おうと「縦社会」です。
階級が上の者が下部の者を指揮・命令して組織が動いています。
かといって、命令が絶対だと無茶苦茶をやらされるわけではありませんが、少々無理がある命令でも信頼関係さえあればクリアできるものです。
警察官には、高いレベルの礼節が求められます。
警察学校に入ってから徹底的に仕込まれるので、まだ「警察の礼節」に慣れておく必要はないでしょう。
ただし、面接試験などでは基本的な礼節をしっかりとチェックされています。
礼節は、付け焼刃で身に付くものではありません。
面接試験の前に慌てて模擬面接の練習でなんとかしようとするから、面接室に入るときにノックや礼を忘れたり、ついうっかりと話し言葉で回答してしまったりするのです。
日ごろの生活を通じて、常に目上の人に敬意を払って礼節を正してください。
この点だけは、強い意識をもって取り組まないと身につかないので特に気を付けましょう。
いま、高校生活の中で「縦関係が厳しいなんてやってらんねーよ」と感じている人は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
ちょっとガードが緩むはずですよ。
夢を最短距離で手に入れる「高卒で警察官」
「あなたの夢はなんですか?」
と尋ねられて、これまでにいろいろな答えを出してきたでしょう。
- 実業家になって年収1000万円を超えたい!
- ヘアデザイナーとして活躍したい!
- システムエンジニアになって高給取りになりたい!
- プロのスポーツ選手になりたい!
いろいろな夢がありますが「警察官になりたい!」という夢は、意外にも高校生活を送る中で真面目に取り組めば最短距離で手に入る夢でもあります。
今回紹介した「たった3つの習慣」は、クラスメイトなどに知られると「なに頑張っちゃってんの?」と笑われたりもするでしょう。
でも、恥じる必要なんてありませんよ。
夢を手にするために努力している人を笑う権利なんて、誰にもありません。
要は「あなた自身がどうなりたいか?」を体現することが大切なのです。
あなたが来春には夢を手にして、警察官の制服を着ていることを祈っています。
スポンサーリンク