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関東で一番警察官になりやすいのはどこ?【2019年最新版】

関東で警察官になりやすい、合格しやすい都県

 

警察官採用試験には『併願』という出願方法があります。

つまりは「本命+第2希望」みたいな出願ですね。

 

とにかく「警察官になりたい!」という方は、関東近郊で警察官になりやすい、つまりは「採用率が高い都県」を狙うのもアリです。

 

記念すべき「令和元年採用」を目指しましょう!

 

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【 目次 】

 

 

関東の都県、採用率が高いのはどこ?

 

さっそく、関東一円・各都県の警察官採用情報をもとに採用率をみていきましょう。

今年度の受験対策の参考にしましょう!

 

警視庁(東京都)

警視庁 採用

引用:警視庁のホームページ

 

警視庁の平成30年度(2018年)の採用状況は次のとおりです。

 

【男性・Ⅰ類(大卒)】

  • 受験者数  9372人
  • 合格者数  1599人
  • 合格倍率  5.9倍

 

【男性・Ⅲ類(高卒程度)】

受験者数  2336人
合格者数  353人
合格倍率  6.6倍

 

【女性・Ⅰ類(大卒)】

受験者数  2529人
合格者数  294人
合格倍率  8.6倍

 

【女性・Ⅲ類(高卒程度)】

受験者数  883人
合格者数  93人
合格倍率  9.5倍


難易度A・大幅に採用を絞る傾向あり

 

採用人数が多いので「受かりやすい」と定評がある警視庁。

ところが、今年の警視庁はぐっと口を絞って採用予定人数が大幅に減っています。


いまから採用した新人は東京オリンピック対策には使えないというのが大きな理由です。

 

例年になく厳しい時間になることが予想されるため、まずは一次の学科試験を確実にクリアできる勉強法に取り組むべきでしょう。

 

今から面接の練習などを考えるのは早計です。

 

警視庁だけにいえることではありませんが、とにかく学科をクリアすることだけに集中するのが得策です。

まずは一次試験対策ひとすじです!

一次試験の対策の中心となるのは過去問です。

一次試験対策についてはこちらの記事をご覧ください。

 

www.keisatsu.work

 

 

神奈川県警察

神奈川県警 採用

引用:神奈川県警察ホームページ

 

神奈川県警察の平成30年度(2018年)の採用状況は次のとおりです。

 

(第1回 5月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  1223人
  • 合格者数  296人
  • 合格倍率  4.1倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  1125人
合格者数  113人
合格倍率  10.0倍

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  317人
合格者数  54人
合格倍率  5.9倍

 

【女性・B(高卒程度)】

受験者数  320人
合格者数  31人
合格倍率  10.3倍

 

(第2回 9月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  384人
  • 合格者数  90人
  • 合格倍率  4.3倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  498人
合格者数  120人
合格倍率  4.2倍

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  111人
合格者数  31人
合格倍率  3.6倍

 

【女性・B(高卒程度)】

受験者数  187人
合格者数  39人
合格倍率  4.8倍

 

難易度B・狙うなら第2回試験!倍率が段違いに低い

 

警視庁同様に採用予定人数が大幅に絞られている神奈川県警察ですが、B採用の高倍率化が目立ちます。

高卒程度で受験する方はかなりの倍率を勝ち抜く覚悟で臨むべきでしょう。

 

神奈川県警察を受験するなら倍率が低下する第2回試験がねらい目です。

すでに第1回試験での受験は現実的ではないので、自然と第2回狙いになりますが…

 

2018年の試験では、第2回の学科試験の合格率が70%を超えています。

つまり、学科試験よりもウェイトが重たい面接試験での加点が十分に狙えるということですから、早めに面接・討論対策にとりかかっておくべきでしょう。

「一次試験はほぼ安心」くらいの勢いでいきましょう!

面接は早めにイメージを作っておくのが大切です。

こちらの記事で面接のイメージを磨いておきましょう。

 

www.keisatsu.work

 

 

 

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千葉県警察

千葉県警 採用

引用:千葉県警察ホームページ

 

千葉県の2018(平成30)年度の試験結果を見ていきましょう。

 

(第1回 5月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  1119人
  • 合格者数  333人
  • 合格倍率  3.4倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  387人
合格者数  39人
合格倍率  9.9倍

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  243人
合格者数  50人
合格倍率  4.9倍

 

【女性・B(高卒程度)】

受験者数  89人
合格者数  11人
合格倍率  8.1倍

 

(第2回 9月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  252人
  • 合格者数  21人
  • 合格倍率  12.0倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  815人
合格者数  217人
合格倍率  3.8倍

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  75人
合格者数  12人
合格倍率  6.3倍

 

【女性・B(高卒程度)】

受験者数  192人
合格者数  40人
合格倍率  4.8倍

 

難易度B・春はAの、秋はBの合格率が高め

 

やはり採用人数を絞ってきた千葉県警ですが、特徴的な動きに注目です。

第1回試験は大卒程度のAが、第2回試験は高卒程度のBがそれぞれ合格率が高く、それぞれ反対では高難易度になっているのです。

 

スケジュール調整に余裕があれば「逆狙い」も合格率を高めるかもしれませんね。

千葉県警は分析が大切です!

 

 

埼玉県警察

埼玉県警 採用

引用:埼玉県警察ホームページ

 

埼玉県警察の2018(平成30)年度の採用試験結果は次のとおりです。

 

(第1回 5月試験)

【男性・Ⅰ類(大卒)】

  • 受験者数  1266人
  • 合格者数  271人
  • 合格倍率  4.7倍

 

【男性・Ⅲ類(高卒程度)】

受験者数  668人
合格者数  73人
合格倍率  9.2倍

 

【女性・Ⅰ類(大卒)】

受験者数  359人
合格者数  61人
合格倍率  5.9倍

 

【女性・Ⅲ類(高卒程度)】

受験者数  151人
合格者数  14人
合格倍率  10.8倍

 

(第2回 9月試験)

【男性・Ⅰ類(大卒)】

  • 受験者数  512人
  • 合格者数  46人
  • 合格倍率  11.1倍

 

【男性・Ⅲ類(高卒程度)】

受験者数  605人
合格者数  91人
合格倍率  6.6倍

 

【女性・Ⅰ類(大卒)】

受験者数  128人
合格者数  13人
合格倍率  9.8倍

 

【女性・Ⅲ類(高卒程度)】

受験者数  178人
合格者数  15人
合格倍率  11.9倍

 

難易度A・春のⅠ類以外は難関!

 

埼玉県警察の難易度はAクラス。

春のⅠ類以外は安定して8~10倍をマークしているので、間違いなく警察官への門はかなり狭いと考えていいでしょう。

埼玉県警はかなりの難関!埼玉の方は覚悟のうえでしっかり勉強しましょう!

 

 

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茨城県警察

茨城県警 採用

引用:茨城県警察ホームページ

 

茨城県警察の2018(平成30)年度の採用状況をみてみましょう。 

 

(第1回 5月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  407人
  • 合格者数  107人
  • 合格倍率  3.8倍

 

【男性・B(高卒程度)】

 

 実施なし

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  121人
合格者数  17人
合格倍率  7.1倍

 

【女性・B(高卒程度)】

 

 実施なし

 

(第2回 9月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  106人
  • 合格者数  15人
  • 合格倍率  7.1倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  229人
合格者数  57人
合格倍率  4.0倍

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  31人
合格者数  5人
合格倍率  6.2倍

 

【女性・B(高卒程度)】

受験者数  66人
合格者数  12人
合格倍率  5.5倍

 

難易度C・倍率3~4倍に落ち着くこともアリ

 

2018年の結果をみると5~7倍が目立ちますが、過去数年のデータでは3~4倍に落ち着くことも多くあります。

他の都県と比べると警察官に合格しやすい県であることは間違いありません。

併願で茨城県を選択するのも良いでしょう。

難易度は低めでも油断は大敵!絶対に対策は怠らないようにしましょう

 

栃木県警察

栃木県警 採用

引用:栃木県警察ホームページ

 

栃木県警察の採用状況はどの程度でしょうか?

2018(平成30)年の状況をみてみましょう。 

 

(第1回 5月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  243人
  • 合格者数  65人
  • 合格倍率  3.7倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  130人
合格者数  9人
合格倍率  14.4倍

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  49人
合格者数  9人
合格倍率  5.4倍

 

【女性・B(高卒程度)】

 

 実施なし

 

(第2回 9月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  62人
  • 合格者数  5人
  • 合格倍率  12.4倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  155人
合格者数  39人
合格倍率  4.0倍

 

【女性・A(大卒)】

 

 実施なし

 

【女性・B(高卒程度)】

受験者数  60人
合格者数  8人
合格倍率  7.5倍

 

難易度B・ハマれば合格しやすく、ハマらなければ高難易度!

 

栃木県警察の実施状況をみると、女性警察官の採用がない回があるなど採用を絞る傾向があります。

枠次第では採用人数が1ケタも…

 

ただし、男性A採用なら3.7倍と勝負をかけやすい倍率なので、枠にハマれば専願・併願でも合格しやすいといえるでしょう。

 

たとえば2019年の第1回でいえば高卒男性は採用予定がたったの5人!

辞退者を見越して多めに採用するとしても10人程度が妥当なので10倍超えは必至です。

採用枠にハマらなければかなりの難易度!

 

群馬県警察

群馬県警 採用

引用:群馬県警察ホームページ

 

群馬県警察の2018(平成30)年度の採用状況をチェックしましょう。

 

(第1回 5月試験)

【男性・A(大卒)】

  • 受験者数  291人
  • 合格者数  64人
  • 合格倍率  4.5倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  216人
合格者数  30人
合格倍率  7.2倍

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  93人
合格者数  20人
合格倍率  4.7倍

 

【女性・B(高卒程度)】

受験者数  78人
合格者数  5人
合格倍率  15.6倍

 

(第2回 9月試験)

【男性・A(大卒)】

受験者数  104人

合格者数  9人

合格倍率  11.6倍

 

【男性・B(高卒程度)】

受験者数  176人
合格者数  24人
合格倍率  7.3倍

 

【女性・A(大卒)】

受験者数  93人
合格者数  20人
合格倍率  4.7倍

 

【女性・B(高卒程度)】

受験者数  35人
合格者数  4人
合格倍率  8.8倍

 

難易度B・難易度は高め

 

倍率も高めではありますが、採用予定人数が1ケタという事実が受験生の心を折ります。

今年度でいえば警視庁の次の難易度になるでしょう。

採用予定が1ケタでもやることは一緒!心を強く保ちましょう!

 

結論!警察官になりやすい都県は「茨城県」だ!

 

関東7都府県の採用情報を分析した結果、もっとも警察官採用試験の倍率が低い傾向なのは茨城県

「どうしても警察官になりたい!」という方は、茨城県の治安にすべてを捧げるつもりで併願するのもアリですね。

 

また、受験者数の絶対数が多い警視庁は人数が多い分だけ層が薄まることになります。

自分よりも高得点の人は増えますが、中間以下の層がもっとも濃くなるので、ある程度のレベルがキープできれば上位グループに食い込んでいけるでしょう。

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