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本当にあった!警察学校の面白い話

本当にあった警察学校の面白い話

私が運営している個人のTwitterアカウントには、警察官志望の方からのご質問をたくさんいただいています。

 

そこでよく質問されるのが

「警察学校って厳しいんでしょ?」

「警察官に合格しても、警察学校を卒業できるか不安…」

ってこと。

 

この記事を書いている現在が3月26日。

春から入校のみなさんはあと数日で警察学校に入校なので、期待とともに大きな不安も感じているはずですね。

 

そりゃ不安だろう…ネットには怖い情報ばっかりだし

 

さて、これから警察学校に入校する方の目に触れることができるかどうかはわかりませんが、今回はちょっと息抜きです。

 

本当にあった!警察学校の面白い話

 

怖い話よりも、面白い話のほうがいいでしょ?

そのうち怖い話も紹介しますが、今回は面白い話を先に紹介してしまいます。

 

しかしこの話、うっかり同期生がこのブログを見たら、バッチリ私の身バレの危険があるんですよね…

ま、いっかww

 

 

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【目次】

 

柔道着が真っ青になった事件

 

ウチの同期にはAくんという一風変わった人がいました。

このAくん、どんなふうに変わっているのかというと…

  • 教壇にあがって全員の前で「自分は童貞です!」と大声でカミングアウトする
  • そんなことをするわりに、普段はまったくしゃべらない
  • よくみると常に少しニヤケている

というキャラです。

実はAくんは警察学校を卒業したあとにも進退を問われるほどの大事件をやらかすのですが、それはまた別の機会に。

 

さて、警察学校では「自分のことは自分で」が基本です。

食事は食堂のおばちゃんたちが作ってくれたものを食べるので問題はありませんが、そのほかの身の回りのことはすべて自分でする必要があります。

そこでみんなが困るのが『洗濯』。

洗濯なんてほとんどかーちゃんに頼んでたから…という人が結構いて、洗剤を入れるのか柔軟剤を入れるのかもわからない事態に陥っていたのでした。

 

Aくんもそんなキャラのひとりで、洗濯はほぼ未経験。

もちろん、色移りのことなんてわかるはずもありません。

 

Aくんは、ほかの同期生が洗濯物を回していた最中に「オレのも一緒に入れていい?」とお伺いを立てて、数人の洗濯物と一緒に自分の洗濯物を回してもらいました。

 

数十分後、洗濯室から悲鳴が聞こえました。

 

「オレの…オレの柔道着が真っ青になってる!

 

なんと、Aくんが入れた「オレの」は、新品に近い剣道着だったのです。

 

あわれ、同じ洗濯機で回した白物の服は、すべて真っ青に染まってしまいました。

アンダーシャツなどはまだよかったのですが、柔道着や制服のYシャツまで被害にあい、Aくんは同期生から大目玉をくらいましたとさ。

青い柔道着って日本代表じゃあるまいに…

 

 

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血染めのTシャツ事件

警察学校に入校すると、1か月間は「特別訓練期間」があります。

この1か月間は、とにかく走らされます。

めちゃくちゃ走らされます。

最初の1か月は外出禁止なので、カレンダーに1日1日バツをつけて「あと何日…」と数えながら最終日を待つわけです。

 

さて、そんなつらい特別訓練期間の最終日。

講義の最終時限は体育でした。

1か月の総仕上げとばかりに走らされました。

警察官が走るときは『歩調号令』という大声を張り上げながら走りますが、ちょっとでも声が小さくなると教官から怒られるので、一生懸命に声を枯らして走ることになります。

 

疲労もピークの中、全員が一丸となって号令を張り上げ走る姿は、いろんな意味で感動するものがありました。

 

すると、隊列の一部から「ざわざわ」という声が聞こえました。

 

隊列の先頭を走る私がふと後列に目をやると、そこには驚愕の光景が待っていました。

 

後列あたりを走る同期のSくんの白いTシャツが、真っ赤に染まっているではありませんか!

 

「なに?ケガ??」

「走りながらケガする??」

 

ざわざわ…ざわざわ…

隊列の全員が騒ぎはじめました。

 

当のSくんは苦悶の表情です。

全員が心配している中、SくんはおもむろにTシャツを脱ぎ捨てました。

 

なんと!

TシャツがこすれてSくんの乳首が切れて血が出ているではありませんかww

 

一同爆笑です。

号令が乱れるほどの爆笑ですが、足を止めるわけにはいきません。

 

突然、Sくんが大声を張り上げました。

 

「気合いじゃー!」

 

それはそれは、気合い十分の大声でしたよ。

乳首が切れて裸になったSくんの気合いに、もうひとふんばりのパワーをもらいましたとさ。

ラソン選手じゃないんだからww

 

ガラス戸とケンカして大出血事件

 

それは警察学校の卒業試験の日でした。

1日を通して学科試験がおこなわれるため、誰もが1分1秒を惜しむ状態でした。

 

食堂で昼食を食べ終えたMくんは、真っ先に自室に戻って勉強をしようと焦っていました。

 

階段をととととっとかけおり、食堂の入り口にガラス戸があることを忘れていたのです。

ガラス戸があることなんて忘れるはずもありませんが、それだけ焦っていたのです。

 

ガンっ!

 

続いて出入り口に向かっていた同期生が、ガラス戸の前で倒れているMくんを発見しました。

ガラス戸には、人の背の高さの部分に派手な血痕が付着してひび割れていました。

 

Mくんは気絶し、病院に搬送…

 

卒業試験は後日に別室で受験しましたとさ。

そこまで焦る必要がどこにあったのか…

焦りは禁物ですな…

 

 

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閉鎖空間で流行した恐怖のゲーム

 

警察学校は特殊な空間です。

 

娯楽なんてせいぜい談話室にあるテレビと将棋くらい。

 

だから、談話室はただ「集まるだけ」の空間で、若い人が集まると不思議なゲームが考案されるのです。

 

私たちの期で流行したゲーム、それは…

 

肛門に激辛デス・ソースを塗り付けるゲーム

 

です。

タバスコの数百倍とかいう激辛香辛料を買ってきて、最初はじゃんけん負けの罰ゲームとして流行しました。

 

肛門の周辺は皮膚が薄く、激辛ソースを塗るととんでもない刺激が走ります。

 

走り回って風呂に駆け込み、肛門を水で冷やしながら「ひーひー」とうめくことになります。

 

次第に「肛門デス・ソース」は、罰ゲームから「誰かのスキをつくゲーム」になりました。

 

数人がチームを組み、ターゲットを羽交い絞めにしてデス・ソースを塗り付けるというちょっとしたテロ行為に発展…

 

ほぼ全員が誰かのターゲットになり、肛門に強烈な刺激をかかえて警察学校を卒業したのでした…

美しく締めてもゲームの内容は下劣だねww

 

いろいろと楽しい場所ですよ、警察学校

 

怖い話ばかりが先行しますが、いろいろと楽しいことが満載の場所、それが警察学校です。

閉鎖環境には独特の『ノリ』がありますが、警察学校は特にそのノリが強烈な場所でしょう。

 

これから警察学校に入校されるみなさんは、ぜひ楽しい時間を最高の同期生たちと過ごしてください。

 

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